Battlefield Hardline のβテストに参加してみた

Battlefieldの最新作「Battlefield Hardline」のクローズドβテスト(現在は実質オープンβになってるらしい)に参加したのでプレイした感想などを書いてみる。
βテスト時のものなのでまだ不確実な情報に基づいたレビューなのは先に断っておく。
「BF4」などのナンバリングタイトルとは違い、今作はDICEとVisceralGamesの共同開発の新しいBFらしい。「DeadSpace」作ってる所なので演出面は期待できそう。
今までは第二次世界大戦にしろ現代戦にしろ「軍隊vs軍隊」で戦車やら戦闘機やらが飛び交う戦場が舞台だったが今作では「警察vs犯罪者」の都市部での戦いを描く。なので今作では戦車砲で敵車輌をふっ飛ばしたり、AC-130で歩兵をミンチにしたりといったことは出来ない。ここは賛否両論だろう。プレイしてみて個人的にはナンバリングタイトルじゃないしゲームのバリエーションとしてはアリだと思う。

BFH1
ニュース番組風なロード画面。高層ビルが立ち並ぶ市街地での戦闘

ゲームモードもBFプレイヤーには馴染み深い「コンクエスト」や「ラッシュ」は無く、βテストでは「BLOOD MONEY」と「HEIST」という新しいモードでの対戦となる。簡単に説明すると

BLOOD MONEY

警察側と犯罪者側共に規定の金額を確保するのが目的。マップの中央に金庫があり、基本的にはここから自陣の現金輸送車まで現金を運ぶことになる。プレイヤーが一度に運べる金額は少ないので何回も往復しなければならないのだが、敵に倒されると運んでいた現金をその場にドロップしてしまい敵に奪われてしまう。常に現金を運んでいる味方のフォローを意識しなければならない。
そして、敵側の現金輸送車からも現金を引き出せるのが肝だ。これにより攻守の駆け引きが生まれるし、逆転が起こりやすいモードになっている。

HEIST

犯罪者側はマップ上の2台の現金輸送車を爆破し、それぞれに設置されている回収ポイントまで現金を輸送すれば勝利。
警察側は犯罪者側のチケットをゼロにするか、制限時間守り切れば勝利となる。
現金を輸送している犯罪者が死ぬと現金がその場にドロップされ、警察側は一定時間その場を確保することで現金を輸送車の位置に戻すことが出来る。

個人的には「HEIST」の方が好み。BLOOD MONEYは警察側も現金を金庫から運び出しているし、いったい正義とは何なのかと考えさせられてしまう。
一応盗られないように移送しているということなんだろうけど、わざわざ何回にもバッグで分けて徒歩で移送ってのはリアリティに欠ける気がする。

BFH2

警官の死体の山を作り、現金を強奪する場面。リュックサック一杯に詰め込み逃走

乗り物や装備について
乗り物は車がメインになるだろう。車の種類がセダン、クーペ、バン、タンカー、ミニガン付のSUVとかなり豊富。リスポンポイントとして機能するコマンドポストも重要な車。
その他にストリートバイク、輸送ヘリ、偵察ヘリがある。へりはBFおなじみの「同乗修理」は出来る模様。

それと車の助手席などで窓から身を乗り出すいわゆる「はこのり」が出来る他、車のリアハッチを開けて追尾車輌に向けて銃撃もできる。これらは視界が広く取れるので戦いやすい。あとかっこいい。

BFH3

上空から犯人を現行犯射殺。執行猶予とは一体・・・

BFH4

助手席の窓からハコノリ。360℃見渡せてかっこいい。

クラスはOPERATOR、MECHANIC、ENFORCER、PROFESSIONALの4つで他のBFシリーズでいうところの「突撃兵」「工兵」「援護兵」「偵察兵」に該当する。
OPERATORはアサルトライフルを主兵装とし、おなじみ救急キットや蘇生キット、他には一度だけ自身を復活させる自己蘇生キットが使えるようになった。
MECHANICはサブマシンガンを主兵装とし、PRGやスティンガーなどの対ビークル武器、リペアツールが使える。
ENFORCERは軽機関銃とショットガンを主兵装とし、弾薬パック、C4爆薬の他に、新たに防弾シールドを装備できるようになった。装備している最中は銃器は使用できない模様。
PROFESSIONALはスナイパーライフルを主兵装とし、レーザ感知型の地雷、前方50mの敵を検知できるカメラ、敵レーダーにフェイクのプレイヤーを表示させ、偽の銃声を発生させるデコイが使える。

銃器はM16やAK、G36C、UMPなどBFでもおなじみの武器が使えた。ただの犯罪者にしては装備が良すぎるような気がするけど、近接武器に野球バットがあったりするのはご愛嬌。

全クラスで共通の装備としてガスマスクやグラッピングフック、ジップライン、テーザーガンなどがある。
面白かったのがグラッピングフックとジップラインで、グラッピングフックは下からロープを張って上に登る道具。テスト中にフックを使用して分隊員全員で2階にいる敵を強襲するシーンもあった。
ジップラインは逆に高所から低所にラインを張って滑走する道具。屋上に上がるための階段出口が完璧に固められていたけど、隣の高いビルからラインで渡って障害を排除したりと特殊部隊みたいな動きが出来て面白い。マップも高低差を意識した作りになっているのでこれらの道具が活躍する場面も多いだろう。

BFH6

上にいる敵に奇襲するためにロープを設置。結構色々な所に設置できる

BFH5

ジップラインで隣のビルへ。銃撃などでラインカットも出来る模様。

感想~ゲームとしては面白いが「警察vs犯罪者」感がイマイチ出ていない~
上でも書いたがBFの新しいバリエーションとしては十分にアリで、新しいゲームモードもバランスが考えられていて良い感じにまとまっている。
デストラクションシステムも搭載されていて色々なオブジェクトを壊して新しい経路を作れるし、ジップラインなど新しい装備も出て戦術性にも広がりを見せている。

単純なFPSとして見るなら十分に面白い。しかし、戦場が派手すぎて「警察vs犯罪者」というコンセプトとの微妙な食い違いを感じた。
そこら中でRPGが飛び交い、何台もの車が炎上しているのは当たり前で警察官が建設クレーンを倒してビルを半壊させたりもする。ただの強盗現場にしては賑やかすぎやしないか。
明らかに盗られている金額より被害総額が大きいんだが・・・

初日に友人と一緒にやっていたら「これ犯罪中っていうより内戦中だよね」という結論に。
対戦人数が64人から32人に減って武器や乗り物も警察や犯罪者が持っていても不思議ではないレベル(?)に限定された。しかしながらプレイしている感覚としては従来のBFシリーズの戦場の空気を逸脱できていない感じがした。
開発側はそれを狙っているのかもしれないがもう少し「警察vs犯罪者」という現場をクローズアップしてほしい。
犯罪者側は警察の配置を予測し脱出経路をどうするかなどを考え、いかにスピーディーに目標を達成するかを目指し、警察側は犯罪者側がどう足掻いても突破できない防衛網の構築、立てこもる犯人達に悟られないように突入準備をして一気に無力化!とかそういうのを妄想していたが、初っ端から全面衝突なので最早おまえら暴れたいだけだろと言いたくなる。
まあ、もっと少人数で隠密行動や閉鎖空間での戦闘などに焦点を当てるともうそれはBFシリーズじゃなくていいんじゃないかということになってしまうが・・・

以上のように「警察vs犯罪者」という点に大きく期待していると肩透かしを食らうかもしれない。

が、ドンパチ賑やかに仲間と盛り上がってやるゲームとしては十分面白いと思う。

製品版までにもっとブラッシュアップされて更に良い作品になることを期待します。

BFH7

パトカーをドライバーごと破壊。普通の銃でも破壊できるようだ。

BFHL8

警察側がクレーンを固定していたラインを破壊。ビルが半壊状態に・・・

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