GrandAges: Medievalの解説や感想をまとめたレビュー記事~後編~

さて前回の記事でこのゲームの大まかな流れ、生産事業について詳しく解説した。

(まだ見てない人はこちら

 

しかし、生産した物資は市場に流通させて初めて利益を生む。
市民は在庫から自動で買ってくれるので都市内市場は特に問題ないが
より多くの利益を望むなら他都市との交易は避けては通れない。

そこで商人ユニット(Trader)の出番だ。
商人は都市のinnという建物をクリックすると雇うことが出来る。
その他のユニットも軍事ユニット以外はすべてこのinnから雇うことになる。
首都には最初からinnがあるので早い段階で交易を開始したい。

交易するには都市間が道路で繋がれている必要があるが
大抵の場合ゲーム開始時点で近隣の1~2都市と道路が繋がっているので
商人をさっさと雇って交易を開始しよう。

開拓者(Settler)は都市を建てるのに必要で
建設者(Building suquad)は都市間の道路を建てるのに必要。
こいつらも必要に応じて雇おう。

しかし、ユニットは雇う際に資源だけでなく求職者も必要になるので
必要以上にユニットを生産すると維持費が嵩むばかりか
いつまで経っても人口が伸びないので注意。

 

さて、商人を作って実際に交易を開始するわけだが
「どの街でどの商品をどのくらい売買すればいいのか考えるのは難しそう・・・」

 

と考えて尻込みしてしまう読者に朗報だが
このゲームでは基本的にどのルートを通るかを設定したらあとは
商人が自動で売買してくれる。
テクノロジーを発展させるとすべての数値を細かく決めて
ルートを回らせることも可能だが自動の方が柔軟に対応してくれて
いちいち設定し直す手間が省けていい。

 

WS018007

クリックしてルートを決める。
普通に街を3つクリックすると
上の三角形をぐるぐるまわって資源のやり取りをするのだが
3回だけでなく一つの街を複数回ルートに設定できるというところが面白い。

どういうことかというと右回りをしたら次は左回り・・・みたいな感じで設定できるのだ。
これにより一人の商人でメインとなる交易ルートを設定して
たまに離れたところにある街に資源を持っていくみたいなこともできる。
複数の商人で分担せずに一人で広範囲を受け持つのは効率が悪いが
工夫をすればいろいろ使いみちがある。

街の規模が大きくなると必然的に他都市から取り寄せる資源の数も増えてくるが
そういう時のために商人にはカートをもたせる事ができる。
デフォルトだと商人は100バレルしか資源を持てないが
カートを一つ装備するごとに100ずつ積載量が増えていく。
流通が間に合ってないと思ったら
積載量を増やしていくのも検討したほうがいいだろう。

しかし、カートにももちろん維持費がかかっているので
積載量に余裕がありそうなルートに無駄なカートを追加するのは控えよう。

 

さて、これで交易の仕方も学んだが
出来る限り資源は自前で確保できるようにしておきたいので都市数を増やす必要がある。
上でも触れたが、新しい都市は開拓者を使って建設することができる。

WS016831

開拓者を選択してAltキーを押すとこのようなアイコンがマップに表示され
どこでなんの資源が取れるかわかりやすくなる。
新都市はなるべく生産資源が被らない、かつ近い立地が望ましい。

また、左下のユニット情報で
今の位置で建てたらどんな資源が取れるかというのがわかるのでこちらの確認も推奨する。
都市を建てたら5つの事業を少しずつ始めていくのだが
建てた直後はあらゆる資源が足りないので新都市には優先的に資源を送るようにしよう。
都市を立てたら建設者で道路をつなぐのも忘れずに。

こんな感じで交易をしつつ都市を立ててそれぞれの都市の人口を増やしていくと
勢力としてのレベルが上って雇えるユニット数が増えたりするほか
DevelopmentPoint(開発ポイント)というものがもらえる。

これを使ってDevelopmentのツリーをアンロックしていく。
civでいうところのテクノロジーツリーみたいなもん。

WS016835

新しい加工品が作れるようになったり、資源生産速度が上がるといった生産力を向上させるものや
都市間での求職者の移動ができるようになるといった便利なものもある。
軍事ユニットや建物のアップグレードもアンロックしないと利用できないので一通り確認しておこう。

長々と書いてきたけど内政関係はこんなもんかな。

順番が前後してしまったが他勢力の都市と貿易をするには貿易協定を結ぶ必要がある。
更にその前に通行協定を結ぶ必要がある。

WS016792
特別に仲が悪くなければ少し金を払えば結んでくれる

貿易協定を結んで適当に貿易してる間は特に波風が立つこともないが
新都市の入植が一通り終わり土地が無くなってきたら、彼らは牙を剥いてくる。

気を抜いてると大軍勢が都市に殺到するということもある。
平和とはいえ定期的に統計を見て周辺国の軍事力は確認しておこう。

このゲームの戦争についてはまだ経験が浅いのでなんとも言えないが
基本的にはスタックしてのぶつけあいなのかなと思う。

WS017732
味方ユニットは敵のユニットとぶつかって戦闘状態にはいると
画像にあるような剣のマークが出る。外周部分が戦力比になる。

一応ユニットの特性として騎兵→弓兵→白兵→槍兵→騎兵の4すくみになってるらしいので
白兵を前面に展開してその後ろから弓兵で攻撃。
騎兵で迂回して敵の弓兵を狙い、敵の騎兵が出てきたら槍兵で対処

・・・とか考えていたのだが
どうやら戦闘はユニット毎ではなく、マークから一定範囲内のユニットを単位として行われるっぽい。
どういうことかというとマークにユニットを移動させたあとは
他のRTSみたくユニットをグループごとに細かく動かす必要がないのだ。

戦闘中のユニットに増減があると周りで待機しているユニットが動き出す・・・というような挙動をするのだ。

細かく操作しようとしてもいまいち操作を受け付けず、操作する意味あるのか?と思ったので
今はスタックをぶつけて放置、定期的に戦況を確認して
ユニットが死にそうになったらそいつだけ撤退させて街で回復って感じでやってる。
もしこのゲームの戦闘はこうやるんだ!って自信のある人がいたら教えて下さい。

兵力の消耗もスローなのでRTSの忙しい操作が苦手って人には向いてるかもしれない。
戦力差がある程度あっても消耗率は結構低いので
上の画像では左上の岬の対岸から上陸してくる敵の援軍を少数で食い止めてる。
更には主戦場に見える中央の戦闘も足止めに過ぎず、本命は画面下の緑の都市だ。
敵主力を目標点以外の場所で足止めできるかはこのゲームの戦争で結構大事に感じた。

というのも都市には兵数ではなく耐久力が決まっており、それを削りきったら攻略となる。
この攻城戦、囲んでいるユニットがちょっかいを出されたら攻撃を中断してしまうのだ。
全てのユニットが都市への攻撃を中断すると都市の耐久力は急激に回復していく。
防衛側がスタックをぶつけても一部のユニットが都市への攻撃をやめなかったりするので
防衛側は都市に張り付いているユニットをこまめに殴って攻撃を中断させる必要がある。
ここらへんは上での説明と矛盾してる気がするし、やっぱり戦争関連はまだ仕様研究が必要だな。

個人的には開拓の余地があるうちは戦争は防衛に専念するべきだと思う。
軍隊の維持費はかなり経済を圧迫するし、内政を伸ばしている間は出来る限り兵力は少なくしたい。
収支のバランスを見て徐々に兵力を増やし、敵との兵力差が絶対的となったら攻勢に転じよう。

 

 

 

さて、そんなわけで結構長くなったGrandAges: Medievalのレビューだがここらへんでおしまい。
まとめとしてはこのゲーム

資源の在庫数をチェックして事業拡大や新都市入植を行い
効率的なルート設定により都市間の資源量を安定化させ
収支のバランスを見て建物の建設計画を練るゲーム

である。

TotalWarみたいな戦術的なバトルを期待しているとがっかりしてしまうと思う。
Civilizationみたいにあの手この手で相手を出し抜くといったゲームでもない。

どちらかというとBanishedやシムシティなどで統計を見てニヤニヤする人向けといえばいいのかな。
全体のバランスを考えて常に成長を維持し
増えていく人口を眺めるのを楽しめないとこのゲームは合わないかもしれない。
現に「求めていたゲームと違った!」って人は多いらしく、Steamでの評価は「好評」が40%ちょいといった感じだ。

しかし、だからといってクソゲーという訳ではなく人を選ぶゲームというだけの話なので
興味を持った人はそこまで高くないし、買ってみるといいかもね。

現在Steamからは買えないらしく、俺はGreenManGamingで買った。
すべて英語だが、チュートリアル代わりのキャンペーンは視覚的にかなり分かりやすいので
内容を理解するのはそこまで難しくない。
日本語wikiにチュートリアルの翻訳が載っていたが正直光ってる場所をクリックしていけば終わる。

とっつきやすいゲームなのでシングルでのんびりレポでも書くと面白いかもしれないね

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